“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい“こころみ”です。
上山の契約農家さんたちに大切に育てられ完熟したプティ・マンサン。その葡萄を野生酵母でゆっくり醗酵させたワインには、豊かな酸と長い余韻が感じられます。そのプティ・マンサンの樽とステンレス・バレルのなかから、特別に通常より甘さも果実の風味もしっかり維持したプティ・マンサンだけを集めたワインが、この「シエスタ」です。
熟れたパイナップルをそのまま口に含んだような豊かな果実味・甘味・酸味に、日本ワインの新たな魅力を感じていただけることでしょう。
◆自家醸造
ココファームHPより
●品種:プティ・マンサン92%、グロ・マンサン8%)山形県上山産使用)
●アルコール度数:12%
●容量:750ml
1950年代、少年達によって開墾された山の葡萄畑。
この葡萄畑の麓にある小さな醸造場で、
心を込めてつくりました。
できるだけ自然に醗酵させ、葡萄の風味を生かして
ビン詰めしましたので、澱や酒石酸の結晶が
でることもありますが、品質には問題ございません。
テクニカル・データ | |
品種: | プティ・マンサン 92% グロ・マンサン 8% |
畑: | 山形県上山 尾形畑、木村正男畑、渡辺義仁畑 |
収穫: | 2014/10/30 2015/10/22、28 収穫時の糖度 約26°Brix(平均) |
醗酵: | 房ごと葡萄をやさしくプレスして、ステンレスタンクに入れる。 葡萄の香りを逃がさないように約16~20℃の室温で野生酵母でゆっくり醗酵させた。 |
熟成: | ステンレスタンクで2018年12月まで熟成。 |
瓶詰: | 澱引き後、ろ過しながらビン詰。 ビン詰日: 2018/12/20 本数: 1,380 本 (750ml) アルコール: 11.5 % 酸度: 0.92 g/100 ml 残糖: 8 % |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
色合いは、透明感のある黄金がかったイエロー。熟れたパイナップル、蜜りんご、カリン、ハチミツ、松脂のような香り。口中も、香りとの一体感があり、カリン、杏やパインキャンディのような甘さ、それに拮抗するくらいシャープな酸味が合わさり、甘さをそれほど感じさせない。今はまだ、余韻はそんなには長くはないが、熟成のポテンシャルを感じる。 |
料理との相性: | 緑オリーブとオレンジのサラダ、カサゴのアクアパッツア、烏龍茶風味の煮豚、オレンジ風味キャロットラペ、ラタトゥイユ、パプリカの肉詰め焼き、パエリア、ミモレット・エクストラ・ヴィエイユ 18プラス、ロックフォール、グレープフルーツとミントのジュレ、ジンジャーブレッド、レモンのタルト |
飲み頃: | 今からでも、黄色い果物の印象があり、楽しむことができるが、酸味と甘みが豊富にあるので、保存状態がよければ、向こう15年以上は熟成が期待できるだろう。開栓後の変化がゆるやかに進むと思われるので、グラスワインにも適している。 |