こころみ学園の葡萄畑では、60年前の開墾当初からマスカット・べーリーAを育ててきました。
今回は佐野市赤見(1989年開墾)と田島町の新しい畑テラスヴィンヤード(2012年開墾) の二つの畑から収穫。
豊かな花の香り、スパイス、果実味といった、この葡萄の特徴がよく表われたワインとなりました。
このワインをお飲みになれば、いろいろな楽曲の第二楽章にたおやかな
名曲が多いことを思い出していただけることでしょう。
「2017第二楽章」は熟した果実の味わいと複雑さを持つ自然のままのワインに仕上げるために、
製造過程において清澄・フィルター処理を一切行なっていません。
ワインはやや曇ったままで熟成とともにオリが沈殿しますので、
開栓する数時間前にボトルを立ててオリを沈めてからグラスにゆっくりと注いでお楽しみください。
ココファームHPより
●容量:750ml
※画像はサンプルです。ヴィンテージにつきましては当店取扱い現行品となります。 お気軽にお問い合わせくださいませ。
テクニカル・データ | |
品種: | マスカット・ベーリーA 100% |
畑: | 栃木県足利市田島、佐野市赤見 こころみ学園 |
収穫: | 2018/10/02, 07, 08, 09, 10 収穫時の糖度(平均)約21°Brix |
醗酵: | 2つの方法で野生酵母により醗酵させた。1つ目は、葡萄を一部潰して投入し、残りは全房でステンレスタンクに入れ、静置した状態で自重により葡萄がつぶれ、徐々に醗酵するよう促す。醗酵により出てきたアルコールによって果皮からの成分が程よく抽出されたことを確認後、プレス。2つ目は、葡萄を約28°Brixまで乾燥した後、ステンレスタンクへ投入した。約3週間後プレスした。その後、古樽内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。 |
熟成: | フランス産オークの古樽で約10カ月半熟成。 |
瓶詰: | オリ引き後、清澄せず無濾過でビン詰。 ビン詰日: 2019/09/12 本数: 1,423 本 (750ml) アルコール: 12.0% 酸度: 0.61 g/100 ml 残糖: 0.15% |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
ブラックベリー、ザクロ、イチゴジャムなどの果実やクローブ、フェンネル、キルシュの香りに、腐葉土や小豆、濡れた石のようなニュアンスも感じられる。口当たりは上品で、溶け込んだタンニンとフレッシュで伸びのある酸が凝縮感をもたらせる。複雑な香りがバランスのよい旨味とともに広がっていく。 |
料理との相性: | 生ハムと小蕪のサラダ、切り干し大根、いぶりがっこクリームチーズのせ、バーニャカウダ、椎茸のアヒージョ、メカジキのグリル、足利産トマトとトリッパの煮込み、すき焼き、マリナーラ、河豚の唐揚げ、焼き松茸、銀杏串、イチジクとフルムダンベールのロースト |
飲み頃: | 2020~2023年 フレッシュな果実味のある味わいが続く。2024~2026年 熟成により果実の香りが落ち着き、旨味や凝縮感が増して味わいの向上が期待できる。 |
2020/03/20