Zweigelt? どう読めばいいの?
ツヴァイゲルトという葡萄品種は、ごくわずかな地域を除いて、ワインの世界ではあまり知られていない品種です。略して「ツヴァイ」と呼ばれることもあるこの品種は、1900年代前半にツヴァイゲルト博士によりオーストリアで開発されました。ツヴァイゲルト博士はサンローランとブラウフレンキッシュという葡萄を掛けあわせ、早い成熟でありながら収量も穫れ、素晴らしい果実味、ストラクチャー、色、香りを持ち合わせる葡萄を育種したのです。
「こことあるシリーズ 2014ツヴァイゲルト」が余市登地区の中川農園と小西農園の葡萄からできた、はじめてのワインです。 醸造家ブルース・ガットラヴが、北海道岩見沢にて野生酵母で醗酵させました。(醸造:10R)
こことあるシリーズは自然の味わいを生かした適地適品種のワインです。
ココファームHPより
※画像はサンプルです。ヴィンテージは変更となりました。お気軽にお問合せ下さいませ。
テクニカル・データ | |
品種: | ツヴァイゲルト 100% |
畑: | 北海道余市郡余市町登 中川農園、小西農園 |
収穫: | 2017/10/20~10/24(中川農園) 2017/10/19~10/22(小西農園) |
醗酵: | 葡萄を細心の注意を払って選別した後、除梗。ステンレスタンクに入れ、脈動ポンプにより物理的なダメージを抑えたルモンタージュ(たまにバケツリレー)を行いながら、約25℃で3週間醸し醗酵を行った。野生酵母による醗酵後、野生乳酸菌によりMLF(マロラクティック醗酵)を行った。低圧で搾り、常温沈殿後に澱引きした。 |
熟成: | ステンレスタンク(3割)とオーク樽(7割、フレンチオーク)で14カ月の熟成。 |
瓶詰: | 澱引き、ブレンド、少量の亜流酸塩添加後、無清澄・無濾過にてビン詰。 ビン詰日:2018/08/19, 20 本数:5,547本(750ml) アルコール:11.9 % 酸度:0.55 g/100 ml. 残糖:0.04 % |
このワインについて | |
テイスティング・コメント: | レッドチェリー、ブラックベリー、プルーンのジャムなどの果実、ローズヒップやシダなど清涼感のある香りに加え、オレガノや黒胡椒のホールなどのスパイシーさもある。熟した柔らかい口当たりで引きしまったタンニンもなじみ滑らかな余韻が続いていく。 |
料理との相性: | レンズ豆のサラダ、マグロのミキュイ グロセイユビネガー、エゾシカのロース肉ステーキ、ジビエ肉のテリーヌ、ターフェルシュピッツ、スパゲッティ・ボロネーゼ、チェダーチーズとドライフルーツの盛り合わせ、ブルーチーズ、ザッハトルテ、アプリコットのタルト |
飲み頃: | 2019年~2027年は、長期熟成が可能。熟成により複雑性と持続性が増して、味わいの向上が期待できる。抜栓後すぐに香りが開き、数時間は香りの変化が大きいのでゆっくりと時間をかけて味わっていただきたい。 |
2019/12/26